販促レポート：トイレはお店の写し鏡、トイレの様子が売上を左右する 【販促ノベルティ卸売りセンター】

店主の皆さん、お客様用トイレの様子をちゃんと確認していますか？清掃などスタッフ任せにしてませんか？トイレは、お客様への心配りを写す鏡のようなもの。トイレが汚ければお店全体のイメージを悪くしてしまいかねません。

トイレが汚いだけで、お店に対する評価が下がります


居酒屋で出されたお料理はとても美味しかった。けれどトイレがあまりに汚くて食欲を無くした…。こんな経験をしたこと、一度くらいはありませんか？

便器メーカーのTOTOが20～60代の男女2000人に実施したアンケートによれば、「飲食店のトイレが汚いとどのように感じるか」という質問に対し

82.3%が「お店のイメージが悪くなる」
と回答し
56.6%が「料理や雰囲気の水準が同等なら、他のお店に行く」
と回答しています。

このアンケート結果から、スタッフ対応や商品サービスの品質だけでなく、トイレの清潔度も評価軸の一つとされていることが見てとれます。
特に、女性はお化粧直しなどでトイレに行く回数が多く、トイレの清潔さにはより敏感な傾向にあるので、女性客の多いお店では、より一層トイレを清潔にすることが重要になるでしょう。


お客様が不便・不快と感じないトイレ作りをしよう


では、お店はどのようなトイレづくりをしていく必要があるのでしょうか？
それは、以下の3つに集約されます。

1．トイレ全体を常に清潔にする
これは、どの時間帯にも限らずです。ピーク時もアイドルタイムも同じレベルの清潔度を保つことが重要です。お客さんにとって時間帯は関係なく、トイレに入った時に汚いと感じてしまったらダメです。
便器が汚くないか、ゴミ箱はハンドペーパーでいっぱいになっていないか、床が水浸しになっていないかなど逐一確認することが大切です。

2．女性に優しいトイレにしよう
冒頭でも説明した通り、女性は男性よりもトイレの清潔さに敏感です。
本来ならば、男女別でトイレを再設計するのが理想ですが、立地や広さを考えると現実的でない場合もあると思います。簡単にすぐ取り組められる、以下の様なものから改善してはどうでしょう。
・ウォッシュレットの設置
・着替え用の下敷きマットの用意
・おとひめの設置
・ニオイ対策にトイレアロマを炊く

3．訪日外国人への多言語対応
訪日外国人の数は増加の一途をたどっています。
都心でも地方でもどこにお店があろうとも、多言語化の準備は始めていかないといけません。まず、そのためにできることがトイレの多言語化です。ウォッシュレットに英語や韓国語や中国語で注意書きをするなど、費用もかけずに少しの時間で取り組めることはたくさんあります。

どれも少しの費用と少しの手間で、すぐに取り組めるものばかり。つい、売上を上げることや商品を作ることに視点が集まりがちですが、何より大切なことは来てくれたお客さんに心置きなく満足してもらうということ。そこができていなければお客さんが定着することがありません。


トイレにエンタメ要素を取り入れ話題作りに役立てる

引用：ツイッターより、in 大船ルミネトイレ@mk26y

関東地区の駅ビルショッピングセンター「ルミネ」の女性用トイレが、SNSで度々話題となっているのをご存知でしょうか。

ルミネの各店では、それぞれ異なるコンセプトで趣向を凝らしたトイレをデザインしているそうです。どれも、トイレとは到底思えないゴージャスさで、絵画やアンティークなインテリアを飾りボサノバ調の音楽が流れているなど、女性心をくすぐる設計になっています。

ちなみに引用写真の様子は、大船ルミネを訪れたツイッターユーザーが、そのゴージャスさに驚き投稿した記念撮影とのこと。とにかく楽しそうですね。
これはまさに、過去にお伝えした「誰かに伝えたい」という新しい価値に通じるもの。
過去記事：美味しい安いだけじゃない、誰かに伝えたいという新しい価値

皆さんのお店も、集客の視点から今一度トイレを見直してみませんか？
このレポートをお読みいただいている店主の皆さん、お客様用トイレの様子はできるだけ気にかけるようにしましょう。


＜ライタープロフィール＞

担当ライター：ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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